「泣く子はいねがー」もコンプラ重視、<ナマハゲ訪問は許可制、家具壊せば弁償>。裸祭りは「下着着用」へ―変わる伝統行事
全国の伝統行事やお祭りで長年受け継がれてきた内容や慣習を変更したり、取りやめたりする例が増えている。全国的に知られる秋田県男鹿市のナマハゲは、伝統行事で出す食事や酒の簡略化、観光向け祭りでの入場有料化などの変化が見られるほか、各地域の伝統的行事でも時代の変化に即した対応を取るようになっている。背景には男女平等、核家族化など日本人の価値観や生活スタイルや社会の変化がある。
変わりゆく伝統行事…「ナマハゲ」はどう変わった?
鬼のような形相・いでたちをしたナマハゲが各家庭を回り、無病息災などを祈る秋田県男鹿市の伝統行事「男鹿のナマハゲ」。国の重要無形民俗文化財に指定、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産に登録されている、日本を代表する伝統行事の一つである。大晦日の12月31日夜、集落の青年らがナマハゲとなり、「泣く子はいねがー、親の言うこど聞がね子はいねがー」などといった声で叫ぶ。乳児がナマハゲを見て大泣きする姿など、テレビでもお馴染みだろう。
そんな秋田の名物行事は近年、少しずつ従来のしきたり、慣習が変化している。もともとこの行事は家を来訪するナマハゲに豪華な料理やお酒でもてなすのが慣習だが、ナマハゲのために作る「お膳」を提供する家庭が少なくなっている。秋田でも核家族化、少子高齢化などによって行事に参加する余裕がなくなり、地域でのつながりが希薄になっていることが影響しているようだ。


















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