4月と10月はテレビ番組の改編の時期ですが、毎回、注目しているひとつが「これ以上、『世界』番組が増殖しないだろうか」という点。テレビの番組表を見れば、「世界」「世界」「世界」。「日本」「ジャパン」も多いけれど、それ以上に「世界」。なぜここ数年、こんなに増えているのでしょうか?
高視聴率ランキングにも多数
ビデオリサーチが毎週発表している「週間高世帯視聴率番組10」(関東地区、10月20日(月) ~ 10月26日(日))を見てみると、「その他の娯楽番組部門」のトップ10は次のとおり。タイトルに「世界」がつく番組が4番組もランクインしています。
「世界一受けたい授業」は別として、「世界の果てまでイッテQ!」(日本テレビ系)「世界まる見え!テレビ特捜部」(日本テレビ系)「世界行ってみたらホントはこんなトコだった!?」(フジテレビ系)は、いずれも、海外で撮影された映像を主役にした番組です。
高視聴率が見込めることもあり、「世界」番組はここ数年、急激に増殖し続けています。
10月の改編では、TBSが「不思議探求バラエティー ザ・世界ワンダーX」(日曜よる7時~)、「さまぁ~ずの世界のすげぇにツイテッタ~」(日曜よる10時~)という2番組を日曜日に新たに投入。夜6時からは「THE世界遺産」も放送されているので、日曜日のはまさに「世界祭り」です。
世界×日本人はテッパン
いわゆる「世界」ものは、主に次の6つの要素のうち、いくつかの組み合わせで成り立っています(スタジオトーク部分は除く)。
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