「あまちゃん」(NHK)の次の作品ということで注目を集めている宮藤官九郎さん脚本のドラマ「ごめんね青春!」(TBS系、毎週日曜夜9時)。ドラマ自体は、クドカンドラマのファンから熱狂的な支持を受けているのに、最近数回の視聴率は残念ながら6~8%(関東地区、ビデオリサーチ調べ)。これには宮藤さんも戸惑いを隠せないようです。
今月4日、宮藤さんは、ニッポン放送「宮藤官九郎のオールナイトニッポンGOLD」に出演。この日はフリートークの回で、番組冒頭から苦戦する「ごめんね青春!」の視聴率について言及しました。「宮藤さん、どんまい!」「ごめんね青春!、大好きすぎて3回も見ています!」「女性の心をつかむのがうまい!」と励ましのメールがたくさん届く中、
「オレの感覚がみんなからズレてるのか。オレがズレてるんだなと思うと、不安になっちゃって。オレが面白いって思うってことはダメなんじゃないかって」
と悩みを吐露。宮藤さんご本人はこの番組をとても面白いと思っていて、ツイッターでも宣伝しているそうが、この回のご本人の落ち込みぶりは尋常ではありませんでした。
筆者はこのニュースを読んだとき、「いや、宮藤さんは全然、ズレてない! ズレているのは編成だ!」と思わず叫びたくなりました。それが本日の趣旨です。
このテーマで、21時台……?
「ごめんね青春」はいわゆる学園ドラマ。テーマは「青春」と「愛情」。
TBSの公式サイトによれば、「いじめや不登校などなく、トイレでお弁当を食べる生徒や大金持ち、超ビンボー学生も出てこない。閉塞感が漂うことなく、明るく楽しい “理想郷のような学園生活”を奇をてらわずに描いていく」ドラマです。
舞台は静岡県三島市。経営難を理由に、男子校と女子校が合併に向かって動き出すところから物語は始まります。
男子校は、駒形大学付属三島高校。仏教系の低偏差値校。通称、東高(トンコー)。女子校は、聖三島女学院。カトリック系の進学校。通称、三女(サンジョ)。
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