夜11時台でも、クドカンドラマのファンは確実に見るだろうし、11時台なら部屋でこっそり見れば家族とも気まずくならない。それに「深夜ドラマなのに高い視聴率、さすがクドカン!」という好評価となる。実際、「未来講師めぐる」(テレビ朝日系)は、深夜枠に放送していましたし、「池袋ウエストゲートパーク」も深夜の再放送が好評でした。
「半沢直樹」の枠でやるから、「視聴率7%はかなり低い」と評価されてしまうわけです。これは何とも残念なことです。
関連ビジネスで回収すればOK
宮藤さんのドラマは、仮に視聴率が取れなくとも、DVDは売れるし、レンタル店でも大人気。熱狂的なコアファンに支えられているため、視聴率が取れたら万々歳、視聴率が取れなくても、周辺ビジネスで回収できればOKなのです。
「ごめんね青春!」も、DVDは安定的に売れるだろうし、公式ウェブサイトで番組オリジナルLINEスタンプもしっかり販売。全国のローソンでは、劇中に登場する「みしまコロッケパン」を販売中だとか。
そう考えれば、宮藤さんは、全然ズレていない。
「ごめんね青春!」を見ていると、NHK朝ドラという特殊環境で制作した「あまちゃん」でできなかったことを、思いっ切り楽しんでやっているような感じも受けます。これからも、視聴率なんか気にせずに面白いと思うものを、伸び伸びと書いていってほしいもの。
それをどう生かすかは、編成であり、制作なのであって、宮藤さんが悩む必要はまったくないのです。
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