中国人も熱狂、高倉健さんの「生きる流儀」

「プロフェッショナル 仕事の流儀」を見て思う

中国各紙も高倉健さんの死去を惜しんでいる(19日付の中国各紙、共同)

映画俳優の高倉健さんが、今月10日、逝去されました。83歳でした。18日に訃報が伝えられると、テレビ各局では追悼番組が相次ぎました。遺作となった映画は『あなたへ』(2012年公開)でしたが、最後のテレビ番組は「プロフェッショナル 仕事の流儀」(NHK)でした。自分が納得する映画しか出ないという方針を貫いていた高倉さんが、なぜこの番組に出演したのでしょうか?

高倉健さんの回が番組最高視聴率に

「プロフェッショナル 仕事の流儀」は2006年から放送されているドキュメンタリー番組です。番組ではひとりの「誰もが認める、その道のプロ」に密着し、生き方や仕事ぶりを紹介していきます。

人物密着ドキュメンタリーといえば、「情熱大陸」(TBS系)が有名ですが、「情熱大陸」が世界へ羽ばたく若者をよく取り上げるのに対し、「プロフェッショナル 仕事の流儀」は、ひとつのことを長年愚直にやり続けてきた年輩者に多く密着しています。

イチロー、本田圭佑などの著名人も特番で登場することはありますが、普段のレギュラー放送の主役は市井の人たち。クリーニング一筋、リンゴ栽培一筋、花火一筋など、ひとつの分野でトップに立った人たちを発掘してきて、不器用だからこそできたストイックな生き方を紹介しています。

番組最高視聴率はもちろん、高倉健さんに密着した回です。2012年9月8日の放送回で、15.0%(関東地区、ビデオリサーチ調べ)を獲得しました。

NHKは高倉健さん逝去のニュースを受けて、地上波、BSともに多くの追悼番組を放送しています。今月23日(日)にはNHKスペシャル「高倉健という生き方~最後の密着映像100時間~」を放送。文化・芸術系でNHKスペシャルが制作されることは珍しく、これも高倉健さんだったからでしょう。13.5%(関東地区、同)という高視聴率を獲得しました。

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