「親も一緒にシール収集→子ども同士の優劣意識を刺激」…『ボンドロ』登場で市場原理持ち込まれた「令和のシール交換」の憂鬱

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平成時代には見られなかった『ボンボンドロップシール』(写真:筆者撮影)
平成時代には見られなかった『ボンボンドロップシール』(写真:筆者撮影)

前編では、シール交換ブームによって子どもたちの世界に起きている異変をレポートした。

単なる遊びではなく「損か得か」を見極める市場取引のような様相を帯びている現在のシール交換。中には「あの子は価値の低いシールばかり出してくる」「勝手にレアを取られた」といった陰口を叩かれ、数日学校を休んでしまう……筆者が取材したところ、そんな事例も確認された。

なぜ、令和のシール交換はここまで過熱したのか。後編では、その理由を深掘りしていく。

【クリックしてシールの画像を見る】まとめ売りで10万円以上の高値で取引が成立していることもあるという『ボンボンドロップシール』。通称『ボンドロ』。

シール交換の過熱を生む4つの要因

まず1つ目に、大きく影響しているのは『ボンボンドロップシール』(=通称:ボンドロ)では、シールの“希少性”が明確に設計されている点だ。人気のシールはシリーズごとにレア度や限定性が細かく設定されており、「持っているかどうか」がそのまま価値に直結する。

例えば、『サンリオ』や『ちいかわ』など、子どもたちから根強い人気を得ているキャラクターのボンドロは入手難易度も高く、非常に高価値のシールとして扱われている。かつてのように「気に入ったから交換する」という感覚よりも、「どれだけ価値の高いものを持っているか」が重視されやすい構造になっているのだ。

次ページコレクションというより“投資”に近い
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