【日本未発売ながら、充実装備で売れそうなコンパクトSUV】タイのみで販売、三菱の最新ハイブリッドモデル「エクスフォース」が魅力的な理由

✎ 1〜 ✎ 128 ✎ 129 ✎ 130 ✎ 131
著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小
タイで人気の高い装備がヤマハと共同開発した、8スピーオアー構成のオーディオシステム「ダイナミックサウンドプレミアム」。最上級グレードのみの装備だが、このオーディオシステムのために指名買いするユーザーが多いという話だった
タイで人気の高い装備がヤマハと共同開発した、8スピーカー構成のオーディオシステム「ダイナミックサウンドヤマハプレミアム」。最上級グレードのみの装備だが、このオーディオシステムのために指名買いするユーザーが多いという話だった(筆者撮影)

最後に試したのがチャージモード。エクスフォースHEVはハイブリッド車に該当するので、アウトランダーPHEVなどに比べるとバッテリー容量が少ない。そこでエンジンを積極的に使い、バッテリーを充電するために用意されているのがチャージモードになる。

例えば、子どもの送り迎えなどの待ち時間にEVモードで静かにエアコンを使って待ちたい、家を出発するときは静かに出たいので帰宅前に充電しておきたい、そんなときに便利な機能。使い方はさまざまだが、ハイブリッドカーながらよりEVライクに使うためにものだ。そのチャージスピードだが、バッテリー容量が少ないため、約3分で満充電になるのが思いのほか便利だった。

エクスフォースHEV、日本導入の可能性

エクスフォースHEVのスタイリング
エクスフォースHEVのスタイリング(筆者撮影)

というわけで、今回はテストコース内という限定された環境かつ、短時間の試乗ではあったが、三菱の最新ハイブリッド車の魅力を知ることができた。欲をいえば、次回はエクスパンダーHEVから進化したハイブリッドシステムや7ドライブモードをじっくりとタイの公道で試してみたいと感じた。

東洋経済オンライン「自動車最前線」は、自動車にまつわるホットなニュースをタイムリーに配信! 記事一覧はこちら

ちなみにエクスフォースHEVに関して、前述したとおり、現在はタイのみでの販売となっているが、発表時に加藤隆雄社長から「今後は他市場への展開も検討していきます」というコメントもあった。

もし販売するなら、まずはASEAN地域からスタートになるだろうが、全長4390mmのコンパクトSUV、それも最新のハイブリッドモデルとなれば、日本でも十分に勝機はあるように思う。というより、かなり魅力的ではないだろうか。

この記事の画像を見る(84枚)
三木 宏章 東洋経済オンライン編集者・記者

著者をフォローすると、最新記事をメールでお知らせします。右上のボタンからフォローください。

みき ひろあき / Hiroaki Miki

1984年5月5日生まれ。三重県出身。鳥羽商船高等専門学校・電子機械工学科卒。チューニングカー雑誌の編集者としてキャリアをスタート。その後は、パソコン/スマートフォン/ガジェット等の雑誌編集、ITコンサルティング会社にてWEBコンテンツ企画・製作等を担当。得意分野は自動車を中心にものづくり全般。また、過去に1年半で17ヶ国、バックパッカーとして放浪した経験もあり。

この著者の記事一覧はこちら
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

関連記事
トピックボードAD
自動車最前線の人気記事