
本田技研工業(以下、ホンダ)が、2025年9月5日に発売する新型3ドアクーペ「プレリュード」に試乗する機会を得た。昭和の時代に人気を博した「スペシャリティカー」というジャンルに属する名車がプレリュード。その後継モデルとして24年ぶりに登場する新型は、独自の2モーター式ハイブリッドシステム「e:HEV(イーエイチイーブイ)」を搭載した電動化モデルとして復活。しかも、ハイブリッド車向け次世代技術の「S+シフト」を初搭載することで、e:HEVシステムの特性を生かしつつも、従来の電動化モデルでは味わえない「操る喜び」を堪能できるクルマに仕上がっているという。
ここでは、そんな新型プレリュードをクローズドコースで試乗。話題のS+シフトをはじめとする多彩な電動車向け最新技術により、どのように走りを楽しめるクルマになっているのかをレポートしてみたい。
プレリュード概要
初代モデルが1978年に登場した歴史あるモデルがプレリュードだ。とくに1980年代の2代目や3代目は、当時としてはかなり斬新なデザインなどにより、女性からも大きな支持を獲得。女性を誘ってドライブするのに最適なクルマ、いわゆる「デートカー」ブームを牽引した立役者だ。
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