
グローバルで生産および販売する自動車メーカーは、国や地域にあわせて車種ラインナップを変えていることはご存じのとおり。例えば、アメリカであればフルサイズのピックアップトラックやSUVを展開しているし、新興国では価格帯を抑えたモデルが目立つ。
そんな日本未発売モデルの中でも筆者が気になっていたのが三菱自動車(以下、三菱)の新型コンパクトSUV「エクスフォース」のハイブリッドEV(以下、HEV)だ。
その理由は、トヨタ自動車の「ヤリス クロス」よりも若干大きく、「カローラ クロス」よりもひとまわり小さい、絶妙なサイズ感。三菱の国内SUVラインナップは、現状で「エクリプス クロス」がもっとも小さいが、それよりもコンパクトなので運転のしやすさも想像できる。さらに先進的な内外装に三菱らしい走りの技術がてんこ盛りと興味は増すばかり。そんなエクスフォースのHEVモデルにタイで試乗したのでレポートしたい。
日本未発売のSUV「エクスフォース」とは?
最初にエクスフォースの概要について説明しておこう。まず、2023年8月にガソリンモデルがインドネシア国際オートショーで世界初披露され、翌年2月にインドネシアからASEAN地域を中心に世界へと輸出を開始。その開発では、ASEAN地域におけるユーザーのニーズに徹底的にこだわったそうだ。
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