2024年8月にマイナーチェンジを発表し、同年9月に発売された本田技研工業(以下、ホンダ)のホットモデル「シビックRS」。6MT(6速マニュアルミッション)専用モデルで、パワートレーンも1.5Lターボエンジンのみという、このご時世を考えればかなり尖ったモデルだ。
それにもかかわらず、発売から約1カ月で月販販売計画の約6倍となる約3000台を受注と爆発的なヒットを記録している。
一方でスポーティなRSグレードは気になるが、「AT限定免許なので運転できない」「燃費のいいハイブリッド車でもRSグレードを設定してほしい」というユーザーも少なからずいる。そんな声はホンダにも届いていたようで、カスタムカーの祭典・東京オートサロン2026のホンダブースで市販化予定の「シビック e:HEV RSプロトタイプ」が発表され、話題を呼んでいる。
そんな期待値の高い、オートマ&ハイブリッドのシビックRSだが、じつはすでに市販されていることをご存じだろうか。ただし、国内ではなく海外。東南アジアの国タイでは、現行型のシビック e:HEVにRSグレードが存在するのだ。今回は、そんなタイ版シビック e:HEV RSに試乗したので、そのレポートをお届けしよう。
ホンダ伝統のRSグレードについて
最初にホンダ伝統のRSグレードについて簡単に説明しておこう。“RS”という名称には、もともと「ロードセーリング」という意味が込められている。それは水上を帆走するように、悠々と気持ちよくハイウェイを走る、そんな思想から生まれている。
さらに現行型のシビックRSは、「RS=ロードスポーツ」という新しい解釈のもと、高速道路だけではなく、街中やワインディングなどでも気持ちの良いシフトチェンジを楽しめるスポーツカーという価値も加えられた。
ちなみに日本国内では、シビックのほか、25年10月24日に発売になった「ヴェゼル e:HEV RS」をはじめ、26年2月発売予定の「CR-V RS」、そのほか「N-ONE RS」や「フィット RS/e:HEV RS」が設定されている。これらのモデルは、専用設計の足まわりやブレーキなどが奢られていることが特徴だ。


















無料会員登録はこちら
ログインはこちら