ホンダのクロスオーバーSUVとして安定した人気を誇る「ヴェゼル」が4月にマイナーチェンジを実施した。近年のマイナーチェンジは、内外装の意匠変更やボディカラーの入れ替えなど、大きな変更が行われないことも多いが、今回のヴェゼルの場合はグレード体系がそれなりに変更されている。
そのためマイナーチェンジ後のヴェゼルを購入しようと考えたとき、どんな選び方がベストなのか再度考えてみたい。
マイナーチェンジでの変更点
改良版となるヴェゼルは、ガソリンモデルが縮小され、e:HEVにはパッケージグレードが新たに追加された。最初にその変更点をまとめてみた。
今回のマイナーチェンジでは、遮音材や防音材を最適化することで静粛性を高めたほか、ハイブリッドモデルのe:HEVではエネルギーマネージメント制御を見直すことで、エンジン始動回数、停止頻度を大幅に低減するとともに、アクセルレスポンスをさらに向上。2WDモデルではダンパー減衰力の最適化で、より快適な乗り心地を目指したというのがメカニズム面の変更となる。
また内外装の意匠を変更したほか、運転支援システムのHonda SENSINGには、トラフィックジャムアシスト(渋滞運転支援機能)、急アクセル抑制機能、アダプティブドライビングビームの機能が追加された点もマイナーチェンジ前のモデルとの大きな違いとなっている。
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