本田技研工業(以下、ホンダ)の売れ筋コンパクトSUVで、2024年4月26日に発売した新型「ヴェゼル」に試乗した。
2021年4月に登場した2代目をベースに、内外装の変更や使い勝手などの向上に加え、より上質な走りも実現したという進化版ヴェゼル。とくに先代モデルでも人気が高かった独自の2モーター式ハイブリッドシステム「e:HEV(イーエイチイーブイ)」搭載車は、より静粛性を向上させるなどのアップデートが施され、低燃費で滑らかな走りに磨きがかかっているという。
今回は、そんな新型ヴェゼルの中で、新しくラインナップに加わったハイブリッド車の「e:HEV Xハント(HuNT)パッケージ」のFF(前輪駆動)と、上級グレード「e:HEV Zプレイ(PLaY)パッケージ」の4WD(4輪駆動)に試乗。また、4WDのみの設定となったガソリン車の「G」グレードという3タイプを乗り比べてみた。
進化版ヴェゼル、マイナーチェンジでの変更点
マイナーチェンジを受けた新型の主な変更点は、まず外観だ。先代の特徴であるフィン形状のボディ同色フロントグリルを継承しつつ、デザインを変更。また、フロントアッパーグリルとボンネットの間に造形を1段追加し、左右ヘッドライトをつなげるようなイメージを演出。これらにより、よりワイド感ある顔つきとなっている。
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