ホンダ、進化版の「ヴェゼル」が持つ2つの魅力 より静かに、価格アップも抑えた優等生SUVに

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また、リアコンビネーションライトは、すべてLED化したほか、水平基調のグラフィックに変更。これらにより、360度どこから見ても水平基調が際立つデザインとすることで、シンプルかつクリーンでありながら、精悍さも増したエクステリアとなっている。

内装では、センタートレイの形状を変更し、上下2段タイプを採用。助手席からもアクセスしやすい工夫を施したほか、センターコンソールまわりをよりすっきりとみせる効果も生み出している。加えて、後席のヘッドレストを大型化し、ストラップ付きリアセンターアームレストも全車に標準装備。2列目の乗員が、より快適なドライブを味わえる改良も施されている。

同じくホンダのコンパクトSUV「WR-V」
同じくホンダのコンパクトSUV「WR-V」(写真:三木宏章)

グレード構成にも手が加えられた

ハイブリッド車に取り付けられているe:HEVのエンブレム
ハイブリッド車に取り付けられているe:HEVのエンブレム(写真:三木宏章)

ラインナップには、1.5ハイブリッド車に、ベースグレードのe:HEV Xと、上級グレードのe:HEV Zを設定し、いずれにもFFと4WDを用意する。また、パノラマルーフなど充実した装備を持つ従来のe:HEVプレイは、今回のマイナーチェンジでe:HEV Zグレード内に組み込まれ、e:HEV Zプレイパッケージとして新設定。先代がFFのみだったのに対し、4WDも選べるようになっている。加えて、e:HEV Xには、ルーフレールなどの装備により、アウトドアテイストを加味したe:HEV Xハントパッケージも追加する。

なお、1.5Lガソリン車のGグレードは、先代がFFと4WDを用意していたのに対し、新型では4WDのみを設定。これは、同じく1.5Lガソリン車でFFのみを設定する「WR-V」が新たに登場したことで(2024年3月発売)、同メーカーのモデル同士による「ユーザーの食い合い」を避けるためのようだ。

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