「あれ、なんでこの人はこんなに話しやすいんだろう?」→会話上手な人が実践している《16の心がけ》。「社会的知性」を高めよう
もちろん、この態度こそが人とのつながりの基盤であるべきだ。人の脳はこれを求めるようにデザインされている。そして私たち個人も、これを基盤に大きく成長する。ソーシャルインテリジェンスの高い人の特徴を見ていこう。
自分の不幸を話して同情を引こうとしない
01/会話の相手から何らかの強い感情を引き出そうとしない。
自分の功績を吹聴して会話の相手を感心させようとしたり、自分の不幸を大げさに話して同情を引こうとしたりしない。こういうことをする人は、たいてい功績も不幸もたいした内容ではない。そのため会話の相手は、無理に感心したり同情したりしなければならず、居心地が悪くなる。
02/人、政治、考え方について断定的に話さない。
自分を頭がよさそうに見せるもっとも手っ取り早い方法は、「その考え方は間違っている」と断定することだ(その考え方は、あなたにとっては間違いかもしれないが、他の誰かが正しいと思っているから存在するのだ)。
ソーシャルインテリジェンスの高い人なら、個人的にその考え方はよくわからない、あるいは賛成できないという表現を使うだろう。ある人や考え方について断定的に話す人は、それらについてさまざまな見方があるという事実に気づいていない。これは、頭が固く、視野が狭い人の特徴だ。
03/批判されてもすぐに否定しない。あるいは批判に対して感情的に反応し、他人を寄せ付けなくなったり、変わることを断固拒否したりしない。
もっとも付き合いにくい人の特徴のひとつは、自分の態度が他人に不快感を与えているということをそれとなく指摘されただけで激昂し、結局は相手にさらに不快な思いをさせるというものだ。
ソーシャルインテリジェンスの高い人は、まず相手の批判に耳を傾ける。相手の言い分についてよく考えることなく、即座に感情的に反応するのは、ただ自分の身を守ろうとしているだけだ。
04/誰かに対する自分の意見は事実とはかぎらないということを理解している。
ソーシャルインテリジェンスの高い人は、まるでそれが事実であるかのように「彼は最低だ」などと言わない。代わりに、「彼との間にネガティブな出来事があり、とても不快な思いをした」というような表現を使う。