『ドラえもん』の例え話で取引が成立、誰でもできる「メリット変換法」を使って商品が大ヒット…人に"伝わり"、人を"動かす"言語化のコツ
新しい情報や気づきがあるものに、人は興味を示します。
B〝おいしいものは、脂肪と糖でできている。〞(からだすこやか茶W/日本コカ・コーラ)
C〝ロケットも、文房具から生まれた。〞(トンボ鉛筆)
D〝じつは、いちばんお年寄りにやさしいのは電子書籍です。〞(三省堂書店)
これらは「発見」や「驚き」があるコピーの例になります。
普段伝える内容にそんなに発見なんかない、と思われたかもしれません。でも、大発見である必要はありません。
これらのコピーを見ても、誰も知らなかった驚愕の事実ということではありません。
・知ってはいたけど、気にしていなかったことをあらためて言語化した
・元々あった事実を、今までとは異なる視点で伝えた
ということだけです。
「じつは」を冒頭につけてみる
伝える内容に「発見」があるかをチェックする簡単な方法があります。「じつは」を冒頭につけてみてください。
先ほどのA〜Dのコピーにつけても違和感がありません。驚きのない当たり前の情報だと、不自然になるのですぐわかります。
「じつは、砂糖は甘い」
これには発見がないので成り立ちません。内容的にも驚きがなくつまらない話で、「砂糖は甘い構文」と呼んでいます。
一方で、「じつは、キムチは甘い」
これは成立していますし、驚きもあります。実際に、辛さとのバランスを取るためにキムチには砂糖がかなり入っていて、よく味わってみると確かに甘みを感じます。
このキムチレベルでいいので、意外性を意識してみてください。
さらに、ビジネスの場では、Aのコピーのように、数字を入れると効果的な驚きがつくれます。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら