『ドラえもん』の例え話で取引が成立、誰でもできる「メリット変換法」を使って商品が大ヒット…人に"伝わり"、人を"動かす"言語化のコツ
ここで、広告業界でもっとも成功したと言われるコピーを紹介します。
ご存じApple「iPod」の広告で使用されたものです。
今では信じられないかもしれませんが、ポータブル音楽プレーヤーでAppleは後発でした。他社製品はどれも「〇〇ギガバイト」と容量を謳っていました。
違いはファクトではなく、想像しやすいベネフィット(具体的に得られること)を提示したことです。
5GB→ただのスペック
1000曲入る→イメージしやすいベネフィット
「1000曲をポケットに」と言われると、「あの曲も、あの好きなアルバムも全部入れられる」と受け手が自分のケースに置き換えて考えます。
「自分ごと化」しないと興味を持ってもらえない
この能動的な姿勢を取ってもらうことが、人が動くうえで非常に大切な「自分ごと化」がなされた状態です。
どんなにそれが重要な情報であっても、自分に関係ないことに人は興味を持ちません。
「このメッセージはあなたにメリットがある」と理解してもらい、振り返ってもらう、関心を持ってもらう。その後、調べてもらう、買ってもらう、人に話してもらう。これらの行動を取ってもらうために、この「自分ごと化」が何より大切なのです。
そのスイッチを押す設計をしてあげることが、「伝わる」の先にある「動かす」ことにつながります。
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