「当たり前の仕事」しかしない部下に感謝すべきか? 「すべての部下に感謝している」と心から言えるようになった上司の「地獄の体験」

「当たり前のことしかしない部下にも感謝すべき?」
私は心理学に基づいて経営・ビジネスを進める「経営心理士」という資格の認定講座を主宰しています。その中では、「感謝を伝える」ことの大切さを心理学的に解説しています。
特に部下の離職を防ぐうえでは感謝を伝えるコミュニケーションは大切であり、その有無が離職率に影響します。
あるとき、部下の離職を防ぎたいという方からこんなことを言われました。
「やって当たり前のことしかしていない部下に感謝しないといけないんですか?」
皆さんはこの質問に何と答えるでしょうか。
この質問は、部下に感謝を伝えることを実践するうえで重要な意味を持ちます。
「そのもののありがたさは、失ってみて初めてわかる」という言葉があります。
健康のありがたさは健康なときにはわからないものですが、病気になるとそのありがたさは身に沁みてわかります。
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