
数年前に娘2人の大学受験を終えた北関東に暮らす小林さん(仮名)一家。2歳違いの姉妹、千鶴さんと凛花さん(いずれも仮名)はそれぞれ、大学進学をきっかけに実家を離れたが、姉妹の合格までの道のりはまるで違うものだった。
「長女は一般入試で東京外国語大学(以下、東京外大)、次女は指定校推薦で関西学院大学に進学しました。卒業までの約半年の過ごし方は天と地ほどの違いがありました」と母親。何がそれほど違ったのか。
地方の公立進学校から一般入試に挑んだ長女
長女の千鶴さんは幼い頃から英語を習い、英語が大好きだった。そのため高校受験で目指したのは英語に力を入れていて、学年トップの子が迷わず目指す公立の超進学校。
受験は難なくクリアし、中学卒業後の春休みには地元では「行けば英語が必ず伸びる」と評判の英語専門の塾に入塾、4月からの高校生活に備えていた。
入学後の生活は高校受験が「終わった」という安堵(あんど)感はなく、むしろ大学受験が「始まった」感じのスタートとなった。学校は旧帝大を勧める先生が多く、浪人してでも京大、東大を目指しなさいという雰囲気が漂っていた。
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