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「部下と向き合うことは自分と向き合うこと」の意味 「学んでも実践しない」ビジネス書の永遠のテーマとどう向き合うか 

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  • 藤田 耕司 経営心理士、税理士、心理カウンセラー
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この社長はマンションの1室から起業し、10年ほどで数億円の役員報酬を得るまでに会社を急成長させました。この短期間でここまで会社を成長させることができた理由について聞いたところ、社長はこう話されました。

「とにかく人の育成にこだわりました。でも、本当に大変な部下もいて、散々悩みました。その中でやっとたどり着いた答えがあるんです。それが『どんな部下であっても愛情を持って接する』ということです。

大変な部下に対して愛情を持って接するのは、とても難しいことです。でも、どこまで部下に愛情を持てるか、それは自分に対する挑戦です。そうやって毎日自分に挑戦し続けてきました。その結果が今の状況です」

部下との関わりは「自分への挑戦」ととらえる

この話からわかるのが、部下と向き合うことは自分への挑戦だということです。

部下と向き合う前に自分と向き合い、自分に対して挑戦し続ける。そして、必要な関わりを継続的に実践していくのです。

会社に行けば大変な部下がいるかもしれません。

その部下が辞めないように関わり、一人前に育て上げることの苦労は並々ならぬものがあると思います。

その苦労は「会社のため」と考えると「会社のためにこんな苦労をさせられている」と思うようにもなるでしょう。それが評価にも反映されず、ねぎらいの言葉もなければ「やってられるか」とさじを投げたくなるかもしれません。

ですので、その苦労はすべて「自分への挑戦」と考えてください。

その挑戦を続けることの先に、上司としての成長があります。

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