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「部下と向き合うことは自分と向き合うこと」の意味 「学んでも実践しない」ビジネス書の永遠のテーマとどう向き合うか 

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  • 藤田 耕司 経営心理士、税理士、心理カウンセラー
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そして、実践内容と共にこの理由を日々思い出し、まずは小さなことからでもいいので、「やると決めたことをやった」という体験を積んでください。

その体験を積み重ねると「自分はやると決めたことはやる人間だ」という自己認識が形成されていきます。この自己認識の形成が、継続的な実践をもたらします。

さらに実践した結果、部下の動きや反応が良くなった、部下に対する気持ちが変わったなどの成功体験が得られると、それをやることの必要性をより強く感じられるようになり、その後の継続が促されます。

その結果、「学んでも実践しない」という状況を克服できるようになっていきます。

離職防止に向けた施策が功を奏すためには

ただ、これらの内容は一度実践すればいいというわけではありません。

たとえば、一度部下の話を聞く機会を設けて、悩みを聞き、その悩みに対応するように動いたとします。

しかし、それ以降はそういったことを実践していない。

それで離職率が下がるほど現場は甘くありません。

離職防止に向けた関わりや施策が実際に功を奏すためには、必要なことを継続して実践することが必要です。

ただ、やる気のない部下、ミスを繰り返す部下、生意気な部下、我がままな部下、こういった部下を相手にするとき、「なんでこの部下のためにそこまでやらなきゃいけないのか」とモチベーションを削がれることもあるでしょう。

そこである社長の話をしたいと思います。

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