「マルハラ」を認めると組織が破綻する3つの理由 若い世代に合わせるべきタイミングの見極め方

拡大
縮小
若者 スマホ 
最近注目を集めている「マルハラ」という言葉の危険性を解説します(写真:ペイレスイメージズ1(モデル)/PIXTA)
「優しく接していたら、成長できないと不安を持たれる」
「成長を願って厳しくしたら、パワハラと言われる」
ゆるくてもダメ、ブラックはもちろんダメな時代には、どのようなマネジメントが必要なのか。このたび、経営コンサルタントとして200社以上の経営者・マネジャーを支援した実績を持つ横山信弘氏が、部下を成長させつつ、良好な関係を保つ「ちょうどよいマネジメント」を解説した『若者に辞められると困るので、強く言えません:マネジャーの心の負担を減らす11のルール』を出版した。
本記事では、職場におけるテキストコミュニケーションにおいて、最近注目を集めている「マルハラ」という言葉の危険性を書籍の内容に沿って解説する。

「マルハラ」はモラルハザードの始まり

若者に辞められると困るので、強く言えません: マネジャーの心の負担を減らす11のルール
『若者に辞められると困るので、強く言えません:マネジャーの心の負担を減らす11のルール』(書影をクリックすると、アマゾンのサイトにジャンプします。紙版はこちら、電子版はこちら。楽天サイトの紙版はこちら、電子版はこちら

新刊『若者に辞められると困るので、強く言えません』が発売たちまち増刷となった。とくに多くのマネジャーから寄せられる声は、

「若者とのコミュニケーションのとり方がとても参考になった」

である。現代のコミュニケーションはリアルとオンラインのハイブリッドが主流でそれぞれに良さがある。面と向かって話すどころか、電話嫌いの若者が増えている現状で、どう「テキストコミュニケーション」に慣れていくのか。多くの組織マネジャーの課題であろう。

新刊では、リアルとオンラインをどのようなバランスで使い分けて、若者とコミュニケーションをとるのかを詳しく解説している。ぜひ参考にしてもらいたい。

次ページ「マルハラ」はハラスメントの過剰解釈
関連記事
トピックボードAD
キャリア・教育の人気記事
トレンドライブラリーAD
連載一覧
連載一覧はこちら
人気の動画
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
【田内学×後藤達也】激論!日本を底上げする「金融教育」とは
【田内学×後藤達也】激論!日本を底上げする「金融教育」とは
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
【田内学×後藤達也】株高の今「怪しい経済情報」ここに注意
【田内学×後藤達也】株高の今「怪しい経済情報」ここに注意
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
会員記事アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
トレンドウォッチAD
東洋経済education×ICT