「行列に並ぶ時間ない」でも「香川で本場讃岐うどん食べたい!」出張民へ→値段・味・立地すべてが最高な"県民の御用達うどんチェーン"の凄さ

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① 混みすぎていない
② 立地がいい
③ 値段・味・メニューのバランスがちょうどいい

まずは、「混みすぎていない」ことだ。

メディアの影響もあって、ここ30年ぐらい、ずっと讃岐うどんは「ブーム」になっている。そんな中、有名な個人店には観光客が押し寄せ、土日はおろか、平日でもランチタイムは長蛇の列になる。

坂出にある「日の出製麺所」前の行列
坂出にある「日の出製麺所」。昼の1時間しか営業をしないため、行列ができている。他の有名うどん屋もこれぐらいはザラだ(筆者撮影)

観光で行くならば、この列に並んでうどんを待つのもいいだろう。多くの店が店頭でうどんを打っているから、並ぶだけで楽しい気分になる。

しかし、出張でやってきたビジネスマン(これをお読みのみなさん?)は、そうはいかない。バタバタと忙しい仕事の合間、ちょっとした時間しか食事の余裕はない。悠長に列に並んでなどいられないのだ。

そんなとき、「麺や」は最高。

私の祖父母も通っていたように、そこは完全なるローカルチェーンで、地元民しかいない。だから観光地のように長蛇の列になることはなく、すぐにうどんが食べられる。店内で列を作っていても、うどん屋の回転はとても早いので、ほとんど待つことはない。

麺やの中
麺やの中。オーソドックスなセルフ式うどんチェーンだ。昼時は並ぶこともあるが、そこまで待つことはない(筆者撮影)

「麺や」はどれくらい地元民密着なのか。

丸亀・宇多津を中心とした情報が掲載されている「マルータ」という雑誌がある。この雑誌が2025年9月号に、読者を対象としたうどんアンケートを実施した。その中で「良く行くうどん屋は?」という質問項目があるのだが、ここで第1位に輝いたのがほかならぬ「麺や」である。本当に多くの県民が「日常」として足を運ぶわけである。

観光民に侵食されていなくて、スピーディーに、かつ気楽にうどんを食べることができる。出張にもってこいなのだ。

とても行きやすいところにある

次に、立地である。

麺やは香川県内に14店舗を構えている。高松、丸亀、坂出、宇多津、観音寺、善通寺と香川の主要都市には大体ある。その多くが郊外の大きな国道沿いにあったり、ショッピングモールの中に入っていたりするので、比較的行きやすい。

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