キャリアを左右するのは「学歴よりも学習歴」という真理。"入社がゴール"の人はもう退化が始まっている!

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工夫の方法なりはいくつもあるが、ここでは「時間×効率」そして「モチベーションの維持」について簡単に触れたい。(より詳細を知りたい方は拙著『「学歴なんて関係ない」はやっぱり正しい』(草思社)をご参照願いたい)

ビジネスパーソンとしての学習の最終的な目的は、職業人としてそして一大人としての成長を通じて人生の充実を図る、というものであろう。

つまり、自分の目指す職業人や大人としての姿に如何に近づけるか、そして如何に早く近づけるか、が重要ということだ。

下手な鉄砲数打てば当たる的な発想は進むべき道が不明確な学生にとっては良い方法だが、ビジネスパーソンとしては時間の無駄にしかならない。

したがって、まずは自分の進むべき道の整理が必要だ。

「どんな人生を歩みたいのか」そしてその中で「仕事をどう位置付けるか」といったあたりから、「ではこういった仕事をしよう」となる。

仮に現在の仕事が上記の思考により導き出された理想と異なるのであれば人生の充実とは正反対のことをやってしまっている、ということになる。

ビジネスパーソンとして成長するための一番の方法

学習に対して自分の出来る限りの時間を費やし、その上で時間当たりの効率を高めようとしたら、考えるべきは「学習×実践」のループを高速で回すことだ。

本業としての仕事は自分がしたいことをして、その上で関係のあることを学習し、その学習を日々の業務における実践で発揮し、鍛える。

これが一番の方法だ。

これであれば、必然的に予習と復習を日々廻している状態になるし、なによりも成果なりも可視化されてくるし、結果につながらない場合の軌道修正も迅速にできるというものだ。

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