キャリアを左右するのは「学歴よりも学習歴」という真理。"入社がゴール"の人はもう退化が始まっている!

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つまりは、ビジネスパーソンとしての学習歴が重要、ということだ。

この学習歴の重要性にいち早く気が付き、行動に移しているヒトは現在進行形でビジネスパーソンとしての成長を謳歌している一方で、そうでは無く「入社がゴール」状態であとはOJTやら人事部から課される社内資格勉強のみ、というようなヒトはどんどんビジネスパーソンとして退化する、ということだ。

学生とビジネスパーソンの学習は異なる

ビジネスパーソンの学習にはいくつかの特徴があり、その特徴を理解した上で、しかるべき対策をして継続性のある学習をすることが大切だ。

学生とビジネスパーソンにとっての学習の相違として代表的なものを挙げると以下の通りとなる。

1. 学習は自己責任であり、カリキュラムが無い:社会学習を除いては誰かが自分の成長を担保するようなカリキュラムなりを組んでくれるわけでは無く、あくまでも自分次第
2. 時間的制約が存在する:一日の大半は仕事に費やされるし、年齢と共に結婚や子育てなりとの共存もありより時間が無くなってくる
3. 学習の進捗や成果が見えにくい:偏差値といった共通指標や定期的なテストがあるわけでも無く、あくまでも結果はキャリア上の成長や人生の充実といったあいまいなものになり、明確な到達地点の測定が困難だし、ゴールも無い、というのが普通
4. 過剰な期待を抱きがちになる:学習が人事評価につながったり、資格取得が転職の武器になったりするのでは、というような現状を変える一発逆転的発想につながりやすい

自分にあったカリキュラムなりが不在なので、なかなか行動に移せないし、時間的制約があるからついつい後回しになってしまうし、進捗をどうしても図りたいから資格取得とか成果の分かりやすいもののみを学習対象としてしまったり、一発逆転を狙って本業の仕事とは無関係のものに過度に期待してあれこれ手を出しては迷走してしまったり、というのは非常によくある話だし、本連載の読者にももしかしたら身に覚えのあることなのかもしれない。

そうならないためにも、学習をするにあたって自分なりの工夫が必要だ。

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