後輩との関係:新入社員をどう受け入れる?

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そんなプログラムが進行する一方で、現場でも新入社員の受け入れ準備が進みます。導入研修から配属されて

※職場の人間関係の理解
※基本行動の習得

など、現場での教育担当を決めて計画を立てなければなりません。

ところが3月は忙しい時期。バタバタと業務に追われて4月。気がつくと新入社員の「よろしくお願いします」との挨拶に遭遇して、「しまった、ちゃんと準備すればよかった」と反省している教育担当はたくさんいるはずです。

新入社員の存在にいちばん刺激を受けるのは入社2年目組。ついこの間まで、周囲に甘えていればよかった末っ子に弟、妹ができたようなもの。自分が後輩から尊敬される立場になろうと、仕事に対する取り組み変化が出てきます。

「後輩から頼りにされる存在になりたいです」

と話してくれたのは広告代理店に勤務する2年目のDさん(23)。つい最近まで仕事に対する責任感が欠如していると注意されていたのに、後輩の登場で発言や態度に大きな変化。わからないことは質問。積極的な態度に「どうしたの?」と変化に驚く先輩たち。

「これまでのように甘えていられません」

と語る決意が継続することを心から願うばかりです。ちなみに最近の新入社員を育成するキーワードは早期戦力化。時間をかけて教えるより、現場に配属して先輩の指導で仕事を覚えるスタイル。いわゆるOJT(On−the−Job Training)の活用。日本が長年にわたり培ってきた現場主導の人材育成のよさが見直されています。

一方で、長期に及ぶ研修を施す英才教育的なプログラムがはやった時期もありました。10年前くらいの話です。海外留学、経営の基本を学べる社内MBAコースの設立など、職場の実務を大きく超えた領域まで教える内容になっていました。ところが

 

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