「サッカーってよくわからない」→「おもしろい!」に変わる。サッカー観戦の解像度が上がる"5つのポイント"

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サッカーは、限られたフィールドの中で11人対11人が向き合うスポーツですが、だからといって全員が常にボールの周囲に集まるわけではありません。むしろ重要なのは、ボールの近くでどれだけ相手よりも人数的に優位な状況を作れるか、という点です。

例えば、ボールの周囲に相手が2人しかいない場面で、こちらが3人配置できていれば、シンプルに数で勝っているわけです。こうした「優位性」をどう作り出すか。

さらに、優位性を作るためには、選手たちがピッチ上でどう配置されるかが鍵を握ります。ここで出てくるのが「陣形(フォーメーション)」です。

ひと口に陣形と言っても、そのバリエーションは実に多彩です。

各陣形が持つメリットや強み、あるいはデメリットや弱みといったポイントを知ることが必要になります。

ただ、現代サッカーでは、試合を通して1つの陣形だけで戦い切るチームは、もはや少数派です。状況に応じて陣形を変化させ、相手が対応できていないエリアに人を送り込むことで、チャンスを増やし、リスクを減らすことが可能になります。こうした「可変」についての知識も持っておくといいでしょう。

そして、この可変を考える上で見逃せないのが、「相性」の存在です。相手の陣形によって、自分たちの持ち味が発揮しにくくなることもあります。そんなとき、こちら側が陣形を変更することで、その不利な相性をひっくり返すことができるのです。つまり、陣形と陣形の“噛み合わせ”も、戦術の大きな鍵となるわけです。

基本的なセオリーを知って試合に食らいつく

⑤脳:データで認識する

「脳」とは、チームのセオリー(戦い方)に気づいたり、新しいセオリーを見つけたりすることです。

今では、世界中の試合を誰でも簡単に観られるようになりました。インターネットが普及し、昨日「革新的」と言われた戦術も、すぐに映像分析やデータ分析で解明されてしまいます。つまり、戦い方の教科書がある一方で、それを覆す攻略本も存在するのです。故に、チームの規則通りに動いている選手や逆に動けていない選手が浮き彫りになってしまいます。

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