私大入学者の6割が利用!「年内入試」って一体なに? 河合塾のベテラン講師が、概要と対策を徹底解説
ペーパー試験の勉強をするのが得意な人と、社会活動や探究活動が得意な人ってまったく違いますよね。どちらかといえば後者が「年内入試」に向いていると言えるのではないでしょうか。
高3の今からでも「年内入試」の対策は間に合うか
――そういった自分の経験を、志望理由書や面接で上手にアピールするために意識すべきところはありますか。
そうですね。私はよく志望理由書を「ラブレター」に例えています。私は貴学のこんなところが好きで、入学した暁にはこのようなことを学びたいと思っています。私はこういった活動をし、このような探究をしてきた実績があり、貴学にふさわしい人間ですので、ぜひ選んでください。というようにアピールするわけです。
面接では基本的にこの志望理由書に沿って質問されますので、ここで上手に自己PRができれば合格する可能性は高まると思います。この一連の流れは、就職活動とまったく同じですね。
――就活の練習にもなりますね。
はい。多くの人は、一般入試と並行して年内入試の対策をすることになり、大変かと思いますが、そういった意味で得るものは大きいと思います。
また、純粋に受験のチャンスが2倍以上に増えるわけですから、チャレンジして損はないのではないでしょうか。
――高校3年生の夏からでも「年内入試」の対策は間に合いますか。
評定平均や活動実績などのことも考えると、高1からコツコツと準備をしていた学生に勝てるかといったら難しいかもしれません。ですが、実際にはギリギリの「駆け込み」で年内入試に挑む学生も少なくないため、そこでの戦いになってくると思います。今からしっかりと情報収集と対策をして、ぜひ合格をつかみとってください。
※後編では、年内入試の狙い目の学校・学部や、具体的な小論文・志望理由書の書き方などについて解説してもらいます。
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