浪人という選択を取る人が20年前と比べて1/2になっている現在。「浪人してでもこういう大学に行きたい」という人が減っている中で、浪人はどう人を変えるのでしょうか?また、浪人したことによってどんなことが起こるのでしょうか?
自身も9年の浪人生活を経て早稲田大学に合格した経験のある濱井正吾氏が、いろんな浪人経験者にインタビューをし、その道を選んでよかったことや頑張れた理由などを追求していきます。
今回は三つ子の兄弟の長男で、2浪で私立大学の医学部に進んだ陸さんにお話を伺いました。
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三つ子のうち1人だけ浪人
今回お話を伺った陸さんは、「三つ子」の長男です。幼いころから野球を続けてきた三兄弟でしたが、次男は現役で早稲田大学、三男も現役でアメリカの大学に進学します。
一方で、兄弟で1人だけ2浪を経験して医学部を目指した陸さんでしたが、心細くはなかったそうです。ほかの兄弟が進学を決める中、なぜ彼は浪人生活を決断し、それを乗り越えることができたのでしょうか。
陸さんは、東京都で医療従事者の父親と、専業主婦の母親のもとに生まれました。
小学校のときからピアノ・水泳などの習い事をしながら、少年野球に没頭していた活発な子どもだったようです。陸さんの母親も「授業が始まっても校庭で野球に夢中になっていた子どもだった」と振り返ります。
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