わんぱくな子どもだった陸さんも、現在は留年せずに進級して、私立大学医学部の5年生になりました。来年には医師国家試験の受験も控えています。
「浪人してよかったと思う」
彼に浪人してよかったことを聞くと、「医学部に行けたこと」、浪人生活を頑張れた理由について聞くと、「高校で野球をやっていたおかげ」と答えてくれました。
「体力的にも精神的にも、高校の野球部のときのほうがきつかったですね。野球部のときにはできていた『朝早く起きて夜まで頑張る』ということが、浪人したからできないというのは違うとは思っていました。医学部には勉強しないと受からないとわかっていましたし、成績を上げれば何をやってもいいという縛りのなさが、自由が好きな自分には合っていたと思います。
浪人は年間100万円くらいお金もかかりますが、1浪で受かったかもしれない大学よりも、学費が安い大学に入れたので、それは結果的によかったですね。社会人になるのが遅れるというデメリットはありますが、浪人そのものに対して、マイナスイメージはありませんし、今、浪人してよかったなと思います」
![濱井正吾 浪人 三つ子](https://tk.ismcdn.jp/mwimgs/4/b/570/img_4b65cd3b0faafcccdf0e850d488d088677346.jpg)
つらい経験を乗り越えた過去が彼の浪人生活を奮い立たせ、そして今、まさに医者を目指して勉強を続ける彼を支え続けているのだと思いました。
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