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今年に入って相次ぐ親会社による子会社TOB。東証改革の焦点 「親子上場解消」に動く銘柄は?

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TOBと印字されたブロックとビジネスパーソンのミニチュア
(写真:Luce / PIXTA)

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4万3876円――。8月19日に史上最高値を更新した日経平均株価。さらなる株高期待がある中、本特集の『会社四季報』先取り情報でお宝銘柄を探そう。

200円台で低迷していた株価が突如400円超えに──。今年5月、中古車輸出大手トラストの株価が急騰した。理由は「親子上場の解消」だ。

親会社VTホールディングスは子会社トラストの株を7割保有していた(今年3月末時点)。が、完全子会社とするため5月14日、TOB(株式公開買い付け)を発表。その後の2日間でトラストの株価は約4割上昇した。TOBは成立し、トラストは8月20日に上場廃止となった。

東証も問題視

東京証券取引所は今年2月、「親子上場等に関する投資者の目線」を公表。投資者と上場会社の取り組みとの間にギャップが生じている事例を示すなど、親子上場を問題視する姿勢を強めている。今後、親子上場の解消で株価急騰が見込める銘柄はどれか。

下表は、親会社に50%以上の株を保有されている主な子会社を、PBRの低い順に並べたもの。上位には、PBR1倍割れで親会社の対応が求められている企業が並ぶ。

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