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宗次徳二氏(カレーハウスCoCo壱番屋 創業者)の証言 第1回/サービスの質こそ大事、デフレ時代にも値下げせず

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街のカレー屋を一大チェーンに育て上げた。デフレ時代にも値下げをせず、お客様の満足度だけを考えてきた。

カレーハウスCoCo壱番屋 創業者の宗次徳二氏
宗次徳二(むねつぐ・とくじ)/カレーハウスCoCo壱番屋 創業者。1948年生まれ。喫茶店経営を経て78年「カレーハウスCoCo壱番屋」を創業。2000年に当時のジャスダックに上場。02年に経営から引退。03年芸術・文化支援のNPOを設立、07年「宗次ホール」をオープン(撮影:尾形文繁)
“街のカレー屋”を一大チェーンに育て上げた、宗次徳二氏の証言を3回に分けてお届けする。
21世紀に入ってから25年ほど経過した。この四半世紀を振り返り、その間の主な出来事や経済社会現象について、当事者たちの声を掘り起こしていく

起床は午前3時50分。「カレーハウスCoCo壱番屋」(ココイチ)を経営していた現役時代とほぼ変わらない。現在は早朝に2時間ほど、自宅近くの街路や公園で掃除や花の手入れをする。日中は、芸術や福祉の支援をするNPO「イエロー・エンジェル」と、クラシック専用の音楽ホール「宗次ホール」の運営に全力投球する日々だ。

ココイチの経営から退いて久しいが、なぜ普通の街のカレー屋がここまで成長できたのかをよく聞かれる。私たち夫婦が経営から退いた2002年時点で約800店舗。今では国内1200店舗、海外200店舗以上になっている。

お客様の満足度だけを考えてきた

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