袋のまま調理するから洗い物ゼロ・少ない水と火で作れる…非常時にも役立つ「アイラップ」調理――ゆでないうどん感動レシピ
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万能すぎるポリ袋「アイラップ」調理のポイントをお届け(写真:『決定版 アイラップBESTレシピ』より)
政府の地震調査研究推進本部は、これまで「70〜80%」としていた30年以内の南海トラフ地震発生率を今年1月に「80%」へと引き上げた。首都直下地震や富士山噴火、台風や局地的な雷雨による水害などを含むと「災害リスク」は、日ごとに高まるばかり……。
そこで、いま注目されているのが、「まさか」のときに「いつも」のものや食品を役立てる「フェーズフリー」という考え方だ。非常食や防災用品は、ほとんどの場合、ふだんはしまっていて非常時に取り出して使う。しかし「フェーズフリー」は、あえて日常と非常時を区別せず、2つのフェーズをフリーにし、普段使いしているものや、いつもの食品を、非常時にもそのまま活用するという新しい防災術である。
本稿では、そんな「備えずに備える防災術」にうってつけの「アイラップ」を使ったレシピ本『決定版 アイラップBESTレシピ』(mako著/ワニブックス刊)より一部抜粋・編集。いま、防災グッズとしても注目を浴びる「アイラップ」の魅力と、自然と防災力が高まる “お役立ちレシピ”を徹底解説する。
万能すぎる「元祖ポリ袋」
うどんはゆでない。パスタもゆでない。焼きそばは焼かない。チャーハンは炒めない。そう聞いて、皆さんはどう感じますか?
「それじゃあ本来の味が引き出せない」「おいしさを追求すれば、そんな調理法は邪道」……。そう考える人にこそ試してほしいのが、食品用ポリ袋の元祖・アイラップを使った湯せん調理。
実は、湯せん調理には、じんわり火が通るため失敗しにくく、仕上がりがきれいということのみならず、メリットだらけなんです。以下、その一部をご紹介しましょう。
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