YouTubeで人気の管理栄養士「子どもの栄養は完璧を目指さないでいい!」。情報過多だからこそ保護者へ伝えたい「子どもの食事"超"基本」

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食事作りに悩む母親
(画像:shimi / PIXTA)
YouTubeチャンネル「あこの栄養学kids」が人気の管理栄養士&適食アドバイザー・あこさん。あこさんのもとには「身長が思うように伸びないわが子、どうしたらいい?」「市販のお菓子は食べさせないほうがいいの?」など、保護者の方からの質問や相談がたくさん寄せられているそう。
そこで本記事では、あこさんの新著『子どものしあわせ栄養学』より一部を抜粋。保護者の不安や悩みに寄り添いながら、子どもの食事と栄養についてアドバイスします。

6~7割で合格!子どもの栄養は完璧を目指さない

「もう疲れてしまいました」

あるとき、ご自身の体調不良で相談に来られた女性がため息まじりに言ったひと言が、ずっと私の頭に残っています。

この方は、お子さんの身長の伸びが悪かったり、かぜをひきやすいことを改善したくて、いろいろと食事の勉強をされていました。

「○○がいい」と言われたらそれをとり入れ、「これは食べちゃいけない」という情報をキャッチしたら、それをできるだけ排除する。情報はいち早くキャッチしたいからSNSをこまめにチェックするけれど、情報を集めれば集めるほど、「うちの子は栄養足りてる? もっとがんばらないとダメ?」と不安になる。

その一方で、子どもはお菓子がもっと食べたいだの、魚は臭くて食べたくないだのと言って思いどおりにいかない……。そんな状況に疲れきってしまったようです。

現代は、情報がありすぎることによって、何を優先したらいいのかわからないという親御さんや、子どもの食に気を使いたいけれど時間がなくて私にはムリ……と思っている親御さんが少なくないと思います。そう、食事管理って、なんとなくハードルが高く感じちゃいますよね。

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