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キャリア・教育 #子どものしあわせ栄養学

YouTubeで人気の管理栄養士「子どもの栄養は完璧を目指さないでいい!」。情報過多だからこそ保護者へ伝えたい「子どもの食事"超"基本」

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  • あこ 管理栄養士&適食アドバイザー
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三大栄養素は、たんぱく質(Protein)・脂質(Fat)・炭水化物(Carbohydrate)の頭文字をとってPFCとも呼びます。健康な体と心をつくり働かせるために、PFCは毎日、毎食で欠かせません。

じゃあ、何を食べればPFCがとれるのか?というと、その答えは簡単。毎食「ごはん」に、「肉」「魚」「卵」「大豆製品」を組み合わせて食べるだけでOKです。

「肉」「魚」「卵」「大豆製品」がPとFを持ち、ごはんがCを持つ食材。あとは「肉」「魚」「卵」「大豆製品」を調理するときの「油」もFに入ります。

たんぱく質・脂質・炭水化物は栄養チームのメインプレーヤー。ビタミン・ ミネラルはPFC が活躍できるようにアシストしています(画像:『子どものしあわせ栄養学』)

三大栄養素の取り入れ方のイメージ

見た目でチェックできるPFC摂取量のおおまかなイメージをお伝えしましょう。

3~7才のお子さんの場合、1回の食事でごはんは子どもの片手によそう1杯分、肉・魚・卵・大豆製品は合わせて片手のひら1枚分が目安。8才以上のお子さんの場合は、ごはんが両手によそう1杯分、肉・魚・卵・大豆製品は合わせて片手のひら1~2枚分が目安です。

体が大きくなれば手も大きくなるので、手の大きさに合った量が自分の適量の目安になるんです。親御さんもこれを目安にしてOK。

例えば8才以降は、1回の食事で、ごはんを茶わん1杯と、鮭を1切れ+冷ややっこを小皿1つ分食べるくらい。鮭が豚肉だったり、冷ややっこがゆで卵だったり、1日3食で違うたんぱく質食材が食べられると理想的です。

もちろんこれはイメージですので、お子さんの体格や体調に合わせて加減をしてくださいね。

こうやって、ごはんに肉・魚を組み合わせることが大事だよ、と話すと、「野菜をたくさん食べるほうが優先じゃない? ビタミンが不足しない?」と疑問を持つ方もいると思います。確かに、その点迷いそうですよね。私も、野菜を組み合わせることは大事だと思います。

でも、野菜に含まれるビタミン・ミネラルは、糖質・脂質・たんぱく質がないと働くことができません。簡単にいうと、助手的な栄養素。せっかく野菜たっぷりのみそ汁を飲んでも、働く場所がなかったら無駄になりかねない。だからこそ、PFCが最優先なのです。

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また、肉・魚・卵・大豆製品にも実はビタミン・ミネラルが含まれていて、例えばビタミンB6、ビタミンB12、ビタミンDなどは、野菜よりも動物性たんぱく質の食材に多く含まれています。鉄や亜鉛も、肉や魚に多く含まれています。

逆に野菜をとることに意識が向きすぎると、ビタミンB12や鉄、亜鉛などが不足してしまって、低身長や貧血で悩むこともあります。

これまでの食事がトマトとレタスのサンドイッチだけだったり、ごはんとみそ汁だけになったりすることが多かったな、という方は、ぜひこれを機会にPFCを意識してみてください。

まずはPFC食材で栄養の土台をしっかり固める。そして、PFC食材でとることができなかった栄養素たちを、野菜やきのこや海藻、果物でとる。そんな順序を私は提案しています。

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