創業以来減収になったことがない
――2026年3月期の業績予想を上方修正し、売上高は前期比14.4%増の565億円、営業利益は22.9%増の106億円になると予想しています。業績が好調に推移している理由を教えてください。
JESはストック型ビジネスなので、創業以来減収になったことがない。エレベーターの保守契約台数が増えれば売り上げも伸びる。さらに今の時代の流れで修理工事の単価も上がってきているので、(22年に発表した26年度までの)中期経営計画で示した26年度に営業利益率20%という目標の達成も見えてきた状況だ(今期予想ベースでは18.7%)。
だいたい年間2万5000台が新設される一方、約1万台がビルの老朽化などで解体される。実質年間1万5000台増えている中で、当社の契約台数が年間1万3000〜4000台増えているということは、既存のメーカーからの切り替えが進んでいることを意味する。
一方、リニューアル(設備などの交換・更新)も増えており、今期2400〜2500台を目指している。そのうち6割くらいはエレベーターの製造を手がけたメーカーがメンテナンスを行っているが、リニューアル後にはこの保守も当社に切り替わる。リニューアルが増えていけば保守の新規契約も増えていく。




















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