これまでのサイクルとは構造的に変わってきている
2025年は大きく株価が上昇し、業界では「AIバブル」という声も上がるようになった。だが短期的な株価水準はあまり気にしていない。少なくとも3年以上の単位で事業を見ている。
というのも、長期的に見て半導体の「複雑性」は増し続けると考えているからだ。
動作や性能を確認するテスターがほかの半導体製造装置と違うのは、その「複雑さ」がテスト需要を大きく左右する点。一般的に、半導体製造装置の需要は半導体のボリュームに比例して増える。一方でテスターの場合は、複雑さが増すことで、テストの回数・時間が増え、出荷が伸びる。
半導体業界には、好不況を繰り返すシリコンサイクルが付きものだ。だが、テストという観点から見ると、複雑性が格段に上がり、これまでのサイクルとは構造的に変わってきていると感じている。今はまだテスト需要が伸びていく入り口にすぎない。




















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