
――従来のメーカーや商社機能に満足せず、ITを活用したサービスにも手を伸ばす理由は?
日本の製造業は、セットメーカーを頂点としたピラミッド構造を形成している。底辺を支える当社のような「裏方」には、中小や零細企業も多い。小規模な会社では事業承継の問題も出ている。下層に位置する業者の弱体化が進めば、ものづくりの土台は揺らいでしまう。
最近の製造現場はDX化が進んでいる。IT対応のニーズは高まっているが、それをやれと言われても、町工場の経営者には現実的に難しい。誰かが機能を代替しなければならない。当社がデジタルモデルにシフトすれば、貢献できる領域を広げられる。産業構造を守る一端を担いたい。
そういう意味では、まだまだ道半ば。ほかにも仕込んでいるサービスはいろいろとある。顧客の生産プロセスの中には、非効率な側面が残っている。その解決策を事業化していく方針だ。
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