レバー臭を抑えるコツは意外とカンタン!夏の王道スタミナめし「ニラレバ」を自宅でおいしく作る極意

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ニラレバ完成写真
レバーは栄養豊富で、しかも安価という経済的な食材。夏場のスタミナ補給にもぴったりです(写真:筆者撮影)
料理の腕を上げるために、まず作れるようになっておきたいのが、飽きのこない定番料理です。料理初心者でも無理なくおいしく作れる方法を、作家で料理家でもある樋口直哉さんが紹介する『樋口直哉の「シン・定番ごはん」』。今回は、栄養豊富でしかも安価、夏場のスタミナ補給にもぴったりなニラレバです。
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メカニズムがわかればレバー臭は抑えられる

たまに食べたくなり、たまに食べるとおいしいのがニラレバ。ただ、肝臓はほかの臓器よりも血を含む部位であるため、「臭み消し」のひと手間がかかってしまいます。一般的には水に浸ければいいとされていますが、それだと表面の血が抜けるだけで、根本的に臭いを抑えるという観点ではあまり意味がありません。

ここで、レバー特有の臭いが発生するメカニズムを考えてみましょう。実は、血だけを加熱してもレバー臭は出ません。レバーを加熱すると、肝臓に含まれるアラキドン酸が血液の鉄分と反応し、レバー臭が出るのです。

この反応は温度が上がるにつれて進むので、臭みを抑えるには加熱しすぎるのを防げばいいとわかります。もちろん、安全のためにレバーには十分に火を通す必要があるので、そのためのコツもお伝えします。

ニラレバ
材料 3〜4人分

鶏レバー 200グラム
ニラ    1束(100グラム)
にんにく  1かけ
長ネギ   30グラム
しょうゆ  大さじ2分の1
砂糖    大さじ2分の1
酒     大さじ1
サラダ油  大さじ1+2分の1
塩     小さじ8分の1
黒こしょう  適量
鶏レバーの下味
 しょうゆ 大さじ2分の1
 酒    大さじ2分の1
 片栗粉  大さじ1
 ごま油  小さじ1
ニラレバの材料
ニラ1束を基準にしたので、いつもより少し多めの分量になっています(写真:筆者撮影)

スーパーでニラを選ぶときは茎を観察しましょう。ニラは何度も収穫できる野菜なのですが、茎が太いものは初めのほうに収穫されたもの。甘みが強く、柔らかいという特徴があるのでニラレバには最適です。逆に茎が細いものは香りが強いので、刻んで餃子などに使うといいでしょう。

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