テレビや雑誌などのメディアで健康情報を発信するトレーナーの坂詰真二さんが、疲れない体、引き締まった体、自信がもてる体を作るメソッドを伝授する本連載。
今回のテーマは「夏後半の夏バテを解消する」です。
今年も全国各地で猛暑日の連続記録が更新されるなど、厳しい暑さが続きましたが、8月後半に入って、それもようやく落ち着いてきました。
一方で心配なのは夏バテ。ここ数年は9月も最高気温が25℃以上の夏日や、30℃以上の真夏日が多いことから、秋バテといってもいいでしょう。
夏バテ、秋バテは直接命にかかわる病気ではなく、暑さがもとで起こる複合的な蓄積疲労です。一般的に短期(急性)の疲労は回復も早いのですが、蓄積疲労は回復に時間がかかります。夏バテも同様に、気温が下がってもなかなか回復しないものです。
こじらした夏ばての原因は体力低下
実は、夏バテの原因として1つ考えられるのが、運動不足による体力低下です。
運動をすると体温が上昇するので、これを避けようとして買い物や散歩などの外出を控えるために、日中の活動量が減るのは致し方のないことです。ですが、それと引き換えに筋力、持久力、柔軟性が気づかないうちに少しずつ衰えていきます。
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