何人もの部下を辞めさせた「パワハラ上司」をがつんと叱る!反発されず行動を変えた社長の意外な言葉とは
ただ、そうやって指導しても改まらない人もいます。その場合は、部下と関わらせないポジションにつけるのも1つの手です。
例えば、上司や同期のみと取り組む仕事に従事させる、1人で取り組む仕事に従事させるなどです。
ある機械メーカーでは、社内でも一番の技術を持ったベテラン社員A氏の部下への当たりがきつく、過去に複数人の部下が辞めていました。
A氏の頑固さを考えると、その当たりのきつさを改めてもらうことは無理だろうと会社は判断しました。
そこでA氏に「あなたの技術力は社内で一番なので、その技術力を生かした仕事に専念してもらいたい」と伝え、製造ラインから外れてもらい、「特別技術職」という役職を与えました。そして、少し昇給させ、難しい修理を専門的に担当してもらいました。
製造ラインから外れ、1人で黙々と修理を担当することになったため、A氏の部下はいなくなり、離職者が出ることもなくなりました。
また、A氏も技術の高さが評価されて特別な肩書が与えられ、昇給もし、難しい仕事を優先的に担当できているため、意欲的に業務に取り組んでくれています。
こういった取り組みを通じて、会社として当たりのきつい社員から部下を守ることも必要です。
その際にはこの事例のように、当たりがきつい上司にも気持ちよく働いてもらうための配慮を忘れないようにしてください。
迷惑客が原因で離職した若手社員
社員に強いストレスを与える存在は、社内の人だけではありません。いわゆる「迷惑客」も社員に強いストレスを与える存在です。
ある保険代理店では、「営業はお客様と関係を深めること。そのために徹底的にお客様のお役立ちをする」ということが営業方針となっていました。
若手のO氏もその方針のもと営業を進め、ある社長に気に入られ、保険の契約を取ることができました。
ところがそれ以降、その社長に頻繁に飲みに付き合わされるようになります。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら