あなたは気づいてる?部下が上司に抱く不満8選 部下は上司への不満を言わないまま辞めていく
今、多くの企業が人手不足に悩み、離職を防ぐことは喫緊の課題となっています。
離職の要因として多いのが、上司に対する不満です。ただ、上司は部下から不満を持たれていることに気づかず離職されることが少なくありません。では、上司は部下からどのような不満を抱かれていることが多いのでしょうか。
経営心理士として1200件超の経営改善を行い、経営心理士講座を主宰する、一般社団法人日本経営心理士協会代表理事の藤田耕司氏の著書『離職防止の教科書――いま部下が辞めたらヤバいかも…と一度でも思ったら読む 人手不足対策の決定版』から一部を抜粋・再編集し、部下が上司に抱く不満についてお伝えします。
上司の不満が原因で辞める部下は本音を言わない
私は経営心理士、公認会計士として心理と数字の両面から経営改善をする仕事をしています。その中で、離職に関するご相談を数多く受けます。
人手不足の会社において離職は特に大きなダメージをもたらすものであり、その離職の心理を分析してきました。
その心理の1つに、上司に対する不満が原因で辞めるケースは多く、その場合、離職者は本当の離職理由を言わない可能性が高いということがあります。
なぜ本当の理由を言わないのか。それは角が立たないようにしたいからです。
上司に対する不満が原因で辞める場合でも、退職を申し出る先がその上司であれば、辞める理由を聞かれても「あなたが原因です」とは言えないでしょう。
また、人事や社長に退職の意向を伝える場合でも、「あの上司が原因です」と言うと、その上司に確認がいって面倒なことになるのは容易に想像できます。
それが嫌だから、角が立たない前向きな理由を言おうとするわけです。
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