売上増を目指すならパワハラ上司をどうにかしろ 「当たりのキツイ上司」への対応が最優先課題に

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小
上司 部下
いつでも「再就職」がしやすくなった時代だからこそ、どんなに仕事ができても「当たりのキツイ上司」を放置すると、会社の首を絞めることになるといいます(画像:Graphs/PIXTA)
仕事の依頼はたくさんきている。でも人が足りないから、これ以上仕事を受けられない。
今、こういった会社が増え、人手の確保は喫緊の課題となっています。
そのため、多くの部下を辞めさせるパワハラ上司が会社にもたらす悪影響はより深刻になり、どう対応すればよいかと頭を抱える会社が後を絶ちません。
そこで、経営心理士として1200件超の経営改善を行い、経営心理士講座を主宰する、一般社団法人日本経営心理士協会代表理事の藤田耕司氏の著書『離職防止の教科書――いま部下が辞めたらヤバいかも…と一度でも思ったら読む 人手不足対策の決定版』から一部を抜粋・再編集し、パワハラ上司にどう対応すべきかについてお伝えします。

最後に勝つのは「人が根付いて育った会社」

私は経営心理士、公認会計士として、心理と数字の両面から経営改善をする仕事をしています。

離職防止の教科書: いま部下が辞めたらヤバいかも…と一度でも思ったら読む 人手不足対策の決定版
『離職防止の教科書――いま部下が辞めたらヤバいかも…と一度でも思ったら読む 人手不足対策の決定版』(書影をクリックすると、アマゾンのサイトにジャンプします。紙版はこちら、電子版はこちら。楽天サイトの紙版はこちら、電子版はこちら

その中で、今、「売上を伸ばすために注力すべきこと」が大きく変わりつつあると感じています。

お客様である建設関連の会社の社長がこんな話をされました。

「うちは技術者が足りてないので、これ以上仕事を受けられないから断ってるんです。

それで他の業者に行ってもらうんですが、他の業者も受けられなくて、一周回ってまたうちに来るんです。『頼むから受けてくれないか』って。

こんな状況ですので、技術者を育てられればまだまだ売上は伸ばせるんです。でも最低5年はかかります。それまで辞めずに育ってくれるかどうか。

結局、最後に勝つのは人がちゃんと根付いて育った会社なんですよ」

次ページ「人が根付かない原因」となる上司
関連記事
トピックボードAD
キャリア・教育の人気記事