売上増を目指すならパワハラ上司をどうにかしろ 「当たりのキツイ上司」への対応が最優先課題に

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仕事の依頼はたくさんきている。でも人が足りないからこれ以上仕事を受けられない。

そういった会社では、売上を増やすためには営業ではなく、採用に注力します。そして、今いる社員に辞められないように、離職を防ぐことに注力する会社もかなり増えています。

というのも、私のところにはさまざまな経営相談が寄せられますが、昨今「社員の離職を防ぎたい」という相談が増えており、また私が主宰する経営心理士講座も「部下の離職を防ぎたい」という理由で受講する方がかなり増えているのです。

多くの部下を辞めさせる当たりのきつい上司

離職の原因としてまず挙げられるのが、「上司の当たりのきつさ」です。

感情的に叱る、言い方がきつい、過剰に急かすといった上司の当たりのきつさに耐え切れず部下が辞めるケースは多いものです。

そのため、部下への当たりのきつさを改めてもらうことは、離職を防ぐために必要不可欠なことです。

そのためには、①人の採用が難しいという人材市場の現状と、②だからこそ「離職者が出てもまた採用すればいい」という考え方は改める必要があること、③離職者が出ない職場作りに今まで以上に力を入れていく必要があることを、会社の方針として伝えます。

それでも当たりのきつさが改まらないときは、改めるよう指導する必要があります。

その指導において注意が必要なのが、「プライドへの配慮」です。

例えば、ご相談に来られたある会社では、非常に優秀なマネージャーがいました。

しかし、その方は仕事に求める水準が高く、その水準を満たしていない部下にはきつく当たるため、多くの部下が辞める状況にありました。

それによって、人を採用しても現場のキャパシティを増やせず、依頼された仕事も断ることがあるような状況でした。

そこで社長からマネージャーに対してこのように指導していただきました。

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