あなたは気づいてる?部下が上司に抱く不満8選 部下は上司への不満を言わないまま辞めていく
N氏はとても頭の回転が速く、少し説明されれば仕事の要領をつかんですぐにできてしまう人でした。そのため、その感覚を部下にも当てはめ、仕事の進め方をいちいち教えなくてもわかるだろうと思い、十分な指示もなく丸投げしていたわけです。
しかし、N氏ほど優秀ではない部下はそれでは仕事が進められず、仕事についていけなくなり、離職していました。そこでN氏にこうお伝えしました。
「部下が仕事ができないのではなく、あなたができすぎるんです。できすぎるから普通の人の感覚がわからないまま仕事を任せて、部下がついてこられなくて辞めてるんです。
なので、部下がどういった感覚で仕事をしているかをよく理解して、じっくり部下を育てて、マニュアルも整備しましょう。それで人が成長した分だけ仕事も増やせて、売上を伸ばしていけるようになりますから」
その後、N氏はしばらく部下の育成とマニュアルの整備、組織体制作りに専念しました。それによって部下が仕事を進めやすくなり、離職者が減り、組織が成長した結果、今は堅調に売上を伸ばしておられます。
離職を防ぐために部下が抱く不満に気づく
今は人手不足の会社が多く、部下の離職を防ぐことは重要なテーマです。
離職を防ぐには、部下の不満を把握し、その不満を解消することが求められます。
ただ、上司に対する不満は、部下は上司になかなか話せないものです。
ですので、上記の8つについてご自身の状況を振り返っていただき、部下からの不満を少しでも減らすようにお役立ていただければと思います。
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