「緊張しないのは不利?」 受験生の相談に東大合格者が語る、"いずれにせよ落ちる"人の行動パターン

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受験生
「緊張しないことが不利に働くんじゃないか」と考える受験生は意外に多いといいます(写真:Fast&Slow / PIXTA)
受験が近づくにつれ、さまざまな不安や焦りを抱える受験生や親は多いと思います。それらを解消するためにはどうしたらよいのか。
偏差値35から東大合格を果たした漫画『ドラゴン桜2』(講談社)編集担当の西岡壱誠氏が率いるカルペ・ディエムのメンバーが、数多くの受験生を指導した経験を基にした解決策を伝授する年末年始の特別連載「現役東大生が解決!受験お悩み相談室」。昨年大好評だった本連載を今年もお送りします。【連載第31回】の本稿では、「緊張しないのは不利?」という受験生の質問に西岡氏が答えます。
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【質問】
緊張していない自分が逆に怖いです。自分は中学受験も経験したんですが、全然緊張しないタイプだと自覚しました。緊張しないのはいいことなのですが、他の人が必死に勉強している時にあんまり緊張感を持って努力できていない自分に気付かされます。

結局中学受験の時も緊張しないで不合格になったので、緊張した方がいいと思っているんですが、どうしたらいいと思いますか?

西岡氏の回答

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質問者さんのように、「緊張しないタイプで、それが逆に怖い」という人って、意外とけっこういます。特に最近の受験生には多い気がしますね。

僕なんかは「落ちたら人生終わる」と本気で思っていましたけど、さすがに今そんなテンションで受験している人はあまりいませんよね。だから、「緊張しない」というのは別に珍しくもないし、悪いことでもありません。

ただ、質問者さんの悩みは「緊張しないことが不利に働くんじゃないか」ということですよね。周りが必死に努力しているのを見て、「あれ?自分はそこまで追い詰められた気持ちになってないぞ?」と不安になる。それに、中学受験で緊張不足のまま不合格になってしまった経験があるから、余計に「緊張したほうがいいのでは?」と思ってしまう。

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