「朝から晩まで木の上」「本物の虫を食べた」山田裕貴が“極限状態の兵士”を演じて起きた変化とは?堤真一との共演についても聞いた

映画『木の上の軍隊』で兵士・安慶名セイジュンを演じた山田裕貴に「生きること」「演じること」、そして「平和」への思いを聞いた(撮影:長田慶)
沖縄本島北部、美ら海水族館から目と鼻の先に浮かぶ小さな島、伊江島。平坦な土地を擁し、「日本軍でも米軍でも飛行場を作りたい欲望に駆られるような地形」(米海兵隊戦史)といわれ、沖縄戦における激戦地の1つとなった。
その伊江島で80年前、2人の日本兵が命からがら木の上に身を潜め、日本の敗戦を知らぬまま2年もの間生き延びたという。
映画『木の上の軍隊』は、そんな実話をもとにした作品だ。極限状態の中、「ただ生きること」だけに向き合った男たちの時間を描いている。本作で兵士・安慶名セイジュンを演じた山田裕貴に「生きること」「演じること」、そして「平和」への思いを聞いた。
“戦争”を通して見えた「生きる意味」
――映画『木の上の軍隊』への出演が決まったとき、どこに惹かれましたか?

(撮影:長田慶)
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