「朝から晩まで木の上」「本物の虫を食べた」山田裕貴が“極限状態の兵士”を演じて起きた変化とは?堤真一との共演についても聞いた
“平和”と言われても、正直、今の社会がそうだとは思えません。SNSでは毎日のように誰かが誰かを攻撃していて、武器がなくても言葉で人を傷つける“小さな戦争”が、日常にあふれています。
今はみんな「自分の身を守ること」に必死で、それってまさに、安慶名が木の上で“生き延びること”だけを考えていた状況と重なる気がするんです。
だからこそ僕は、今のこの時代を「平和」だとは簡単には言えません。でも、だからこそ願うんです。“普通の毎日”を大切にできる世の中になってほしい、と。
「日常を楽しんでから極限へ」──“帰りたい”感情を引き出すための役作り
――今回の作品では、終戦を知らずに2年間木の上で生き抜いた日本兵を演じています。極限状態の役でしたが、どんなふうに役作りをされたのでしょうか?

©2025「木の上の軍隊」製作委員会
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