「朝から晩まで木の上」「本物の虫を食べた」山田裕貴が“極限状態の兵士”を演じて起きた変化とは?堤真一との共演についても聞いた
脚本を読んでまず感じたのは、「これは単なる戦争映画じゃない」ということでした。実話をもとにしている点はもちろんですが、それ以上に、人間の根源的な感情や、“生きる意味”に真正面から向き合っている作品だと思いました。
「ご飯がある、水が飲める、それだけでありがたい」。そう感じる毎日だけど、この作品を通して、その「当たり前」がどれほど大切で、もろいものかを改めて思い知らされました。
――安慶名セイジュンという人物を演じて、どんなことを思いましたか?
彼は戦うために生きていたわけじゃない。ただ、愛する人や友を守りたかっただけ。でも、戦争はそのすべてを奪っていく。僕たちの今の日常と地続きの感情を持った人間なんですよね。だからこそリアルに感じられたし、苦しかったです。
「戦争って、本当に“無慈悲すぎる”と思いました」
――太平洋戦争の終結から80年という節目に、事実に基づく作品へ出演されて、改めて“戦争”や“平和”についてどのように向き合いましたか?

沖縄先行公開中/7月25日(金)新宿ピカデリー他全国ロードショー 配給 ハピネットファントム・スタジオ ©2025「木の上の軍隊」製作委員会
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