「便秘に悩む人」何はさておき"ぐっすり眠る"べき…《不眠》が回りまわって《便秘》につながる不思議

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便秘の解消には「ぐっすり眠る」ことが大切だという(写真:Luce/PIXTA)
年を取ると大腸のぜん動運動が低下するため、便秘に悩まされる人が増えてきますが、犀星の杜クリニック六本木院長の川本徹氏によれば、「消化器の不調でいらっしゃる患者さんは、たいてい睡眠不足」だそうです。
本稿では、一見、無関係そうに思える「睡眠」と「排便」がどのように関係しているのかを、川本氏の著書『コンパクト版 結局、腸が9割 名医が教える「腸」最強の健康法』から一部を抜粋・編集する形で解説します。

生活習慣で大事なのは「夜寝る前」と「朝起きてすぐ」

最近では、腸活において、自律神経を整えることがいかに大切かを理解している方も多いかと思いますが、本稿では、いますぐ実践できる具体的な方法をいくつかご紹介していきます。

【朝日を浴びて深呼吸&軽いエクササイズ】

朝日をしっかり浴びると、脳内でセロトニンの分泌がスタートします。これによって、体がスッキリと目覚め、朝の大ぜん動につながるスイッチが入るのです。

また、深呼吸をして、吐く時間を長めにすると、副交感神経が優位になるので、ぜん動運動を促しやすくなります。これに軽く体を動かすエクササイズを組み合わせれば完璧です。

できる人は近所を短時間ウォーキングしましょう。ウォーキングは有酸素運動なので、スタート時は交感神経が優位になりますが、しばらく続けていると副交感神経が優位になってきます。

難しい場合はカーテンを開け、窓際で日光を浴びながらその場で5分間の足踏みを。通勤する方で朝にウォーキングの時間をとるのが難しい場合には、ひと駅分歩いてみることをオススメします。

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