「便秘に悩む人」何はさておき"ぐっすり眠る"べき…《不眠》が回りまわって《便秘》につながる不思議

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【朝食をよく噛んで食べる】

前日の夕食から8時間以上経ったところで、胃に食べ物が入ってくると大ぜん動が起こります。朝食は、食べないよりは食べた方が排便しやすくなりますよ。

また、咀嚼することも自律神経を整えるのに効果的なので、急がずよく噛んで食べるようにしましょう。いつも"朝食抜き"で便秘に悩んでいるなら、果物だけ、ヨーグルトだけ、などでもよいので、飲み物だけでなく何か食べ物を口にしてみましょう。

腸のぜん動運動を促す「質のよい睡眠」

【適温での入浴】

シャワーだけですませるのではなく、湯船に浸かって入浴しましょう。入浴は、物理的に温めることで体の緊張を自然に取り除いてくれます。気分もリラックスするので、副交感神経が優位になります。

また、適度に体が温まった後に、体温がゆっくりと下がっていくことで眠りにつきやすくなる効果も期待できます。よい睡眠をとることで副交感神経が優位になれば、眠っている間のぜん動運動が促されるという好循環にもつながります。

心身ともにリラックスして、副交感神経を優位にするためには、37〜39度くらいの温度に10分以上浸かるのがよいとされていますが、ぬるく感じてしまう場合は40度を目安にしましょう。

42度以上になると、交感神経を活発にしてしまうので、高い温度にしすぎないように注意しましょう。

【夜10時以降は強い光を浴びないようにする】

強い光を浴びると、交感神経が優位になって脳を興奮状態にしてしまいます。交感神経が優位なままでは、なかなか寝つけなかったり、眠りが浅くなったりしてしまいます。

睡眠は腸のぜん動運動に大きく関わっているので、寝つきをよくし、質のよい睡眠をとるためにも、夜はできるだけ強い光を浴びないようにしましょう。

テレワークが増えたことで、ズルズルと深夜までパソコンに向かってしまう方もいるかもしれませんね。仕事が終わったら、せめてベッドにスマホは持ち込まず、暗くして眠ることを心がけてください。

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